36 東京都板橋区 O様邸
キッチンを真ん中に据えた都内の狭小住宅
キッチンを真ん中に据えた都内の狭小住宅
小さなお子さまのいるご家庭で、家事も在宅ワークも心地よくこなせるよう、2階にLDKとワークスペースを集約。仕切りのないワンフロアと回遊性のある動線によって、どこにいてもお互いを感じながら過ごせるここちいい暮らしが実現しています。限られた面積の中でも、家族がゆったり過ごせる工夫が詰まった事例です。


〔戸建て〕 東京都板橋区 O様邸
●工事面積/約70㎡ ●間取り/3LDK ●築年数/約10年 ●費用/約1,350万円
LDK


自宅で仕事をする奥さまが、小さなお子さまを見守りながら家事と仕事を快適にこなせるよう、2階にLDKとワークスペースを集約しました。キッチンを空間の中央に配置することで、家事をしながらでも家族の様子が自然と目に入り、会話が生まれるレイアウトに。さらに、視線の抜けや照明計画を丁寧に整え、限られた広さでものびやかに感じられる空間を実現しています。


キッチン横のワークスペース。家事と作業をスムーズに行き来でき、家族とのつながりも感じられる配置です。

家の中をぐるっと回れる動線にすることで、家事の移動をラクにしました。
仕切りを設けないレイアウトなので、どこにいても家族の様子が自然と感じられます。


ダイニングテーブルと一体化したオーダーメイドキッチンは、天然木とステンレスの組み合わせが印象的。このキッチンをインテリアデザインの中心に据え、住まい全体のトーンを揃えました。



キッチンにはせり上がり式の換気口を内蔵し、天井に換気扇を設置しない計画にすることで、従来よりも大幅にすっきりとした印象に。天井ラインが途切れず、空間全体がより整って見えるキッチンになりました。


リビングの一角には、こぢんまりとしたリラックススペースを設けました。あえて“おこもり感”を持たせることで、読書をしたり、静かな時間を過ごしたりと、暮らしにメリハリを生む心地よい場所ができました。
子供部屋・主寝室
3階の主寝室と子ども部屋では、境目となる空間を上下で分けて活用し、限られた面積を最大限に生かしています。子ども部屋は施工前よりも面積が小さくなったにもかかわらず、窮屈さを感じさせないレイアウトを実現しました。



主寝室 – 収納

子供部屋 – ベッド&本棚



スペースを余さず活用
子ども部屋の扉上部には、廊下の天井裏を活用したロフト収納を設けました。成長とともに荷物が増えても対応できるよう、空間を有効に使いながら十分な収納量を確保しています。
玄関・シュークローク

玄関土間には柔らかな間接照明を採用し、訪れる人を上質な雰囲気で迎え入れる空間に仕上げました。

玄関横には新たにオープン収納を設けました。洋室の一部をあえて削り、必要な場所に収納を確保。
廊下収納は使い分けしやすいよう3つに分割。オムツやトイレットペーパーなどのかさばるストックも十分に収納できます。
設計ポイント❶
空間を広く感じさせる工夫
オープンな収納スペース
扉を設けずオープンに仕上げた収納スペースは、奥行きを感じることで空間の閉塞感をやわらげ、室内全体が広く感じられる効果があります。


視線が抜ける仕切り
視線が抜けるガラス素材の採用、強度補強の筋交いを壁で埋めないなど、光と気配を通し、閉塞感を感じさせない空間をつくり出しています。



設計ポイント❷
奥行きとくつろぎを生む、照明デザイン

本邸では、後付けのシーリングライトを極力使用せず、建築と一体となる照明計画を徹底しました。器具の凹凸を抑えることで天井ラインがすっきりと整い、空間全体に開放感が生まれます。
また、壁や床を柔らかく照らす光は、奥行きのある陰影をつくり出し、眩しさを抑えながら心地よい落ち着きを与えてくれます。夜の時間がより豊かに感じられる、上質な光のしつらえです。
設計ポイント❶
空間を広く感じさせる工夫
オープンな収納スペース
扉を設けずオープンに仕上げた収納スペースは、奥行きを感じることで空間の閉塞感をやわらげ、室内全体が広く感じられる効果があります。


視線が抜ける仕切り
視線が抜けるガラス素材の採用、強度補強の筋交いを壁で埋めないなど、光と気配を通し、閉塞感を感じさせない空間をつくり出しています。



設計ポイント❷
奥行きとくつろぎを生む、照明デザイン

本邸では、後付けのシーリングライトを極力使用せず、建築と一体となる照明計画を徹底しました。器具の凹凸を抑えることで天井ラインがすっきりと整い、空間全体に開放感が生まれます。
また、壁や床を柔らかく照らす光は、奥行きのある陰影をつくり出し、眩しさを抑えながら心地よい落ち着きを与えてくれます。夜の時間がより豊かに感じられる、上質な光のしつらえです。
お掃除ロボットが自由に出入りできるように、収納の一部分の扉を短く設計しています。
Before / After 平面図






担当者からの一言
「狭小住宅だから」と可能性を狭めるのではなく、ガラス素材や丁寧な照明計画を取り入れることで、実際の面積以上の広がりを感じられる空間に仕上げました。2階の中心に据えたオーダーメイドキッチンは、一見すると圧迫感が出そうな大胆なプランですが、回遊できる動線を確保したことで、どこにいても家族の気配を感じられる、心地よい一体感が生まれています。
また、既存床の上から重ね張りを行うなど、コストバランスにも配慮しながら、お客様の理想を丁寧に形にすることができました。

担当:福永 真哉



