22 東京都豊島区 A様邸
狭小4階建ての古ビルを住居に
狭小4階建ての古ビルを住居に
もとは倉庫だった古ビルの3F、4Fをご子息家族の住居としてリノベーション。狭い空間をいかに有効活用するかが課題でした。極力、無駄なスペースができないような間取りをご提案。コンパクトだけれど、明るく開放的な住空間になりました。
〔マンション〕 東京都豊島区 A様邸
●工事面積/約78㎡ ●築年数/約50年 ●工期/約70日 ●間取り/2LDK ●費用/約2050万円
LDK
[ご要望]息子夫婦に喜んでもらえるインテリアデザインに
壁と天井は塗装仕上げ。塗装仕上げのメリットはコンクリート躯体そのものの素材感を楽しめること。古い内装を解体しコンクリート躯体を露出させた状態にして住まいづくりをはじめるリノベーションだからできる演出です。
壁、天井は白いペンキで塗装仕上げ。黄緑の壁の部分は施主様のDIY仕上げ。無垢の床材との相性は抜群。
課題:できるかぎり開放的な空間に
天井を取り払い、天井高を2.2mに。バルコニーがあることで狭いながらも開放感のあるリビングになっています。DIYでバルコニーにウッドデッキを設け、グリーンを飾れば素敵な空間になりそうです。
キッチン周りは無駄なスペースが生まれないように効率的にレイアウト。
寝 室
4Fの主寝室は、壁一面の窓がPOINT。
残り材を利用して、施主様がDIYで廊棚を造作。
水まわり
3Fの入り口に設けた洗面スペースと4Fの洗面室。
課題:オフィス・倉庫から快適な住環境にするためのメンテナンス
オフィス・倉庫から住宅へ。間取り以上に難しかったのは生活のための設備環境を整えること。お風呂、キッチンで水の使用量が大幅に増えるため既存の設備では水の供給が不可能に。増圧ポンプを新たに設置し、配管もリニューアル。
階 段
3F、4Fへつながる室内階段。板張りとポップなカラーがアクセント。照明はすべて人感センサー付き。薄暗かった階段が明るくなりました。
外 観
築50年でコンクリートの躯体に雨がしみて、鉄筋がさびてコンクリートがはがれ、クラックができていた外壁もキレイに補修しました。
担当:福永 真哉