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【38】上質な生地とデザイナーがコラボレーション。カーテンも作品になるのです/CREATION BAUMANN(クリエーション バウマン)

いいもの探し【38】CREATION BAUMANN(ファブリック販売店)

仕事をする中で、リノベーション事例やインテリアの写真をよく目にするのですが、ステキだなぁと思うお部屋は、カーテンやソファなどのファブリックが素敵なことが多いんですよね。

そう、ファブリックって、お部屋の印象を決めるのに大きな役割を担っているのです。そんなことを思いながら、インテリアショップを紹介しているタブロイド紙を見ていると、

“カーテンデザイナーとコラボ。新作生地を特別展示”

という文字が目に入りました。あら!面白そう!写真に目をやると何だか魅力的です! という事で、コジマと共に行ってまいりました。

青山の裏道、根津美術館の近くにあるSR兼店舗

この日訪れた「クリエーション バウマン」は、スイスに本社がある創業135年の、ファブリックを生産・販売している会社です。今回、カーテンデザイナー/佐藤未季さんが、2021年発表のクリエーション バウマン新作生地を使って作品を制作、展示されていました。

いいもの探しの取材で何度か訪れている青山だから、裏道も慣れたもの⁈いえいえ、未だに迷いますし、相変わらずこの界隈のショップに入る時は少し緊張します!早速店内へ。

入るとすぐにカーテン(作品)が。デザイナーの世界が始まる入り口
高さと奥行きのある空間を上手く利用して展示されていました(近付いて撮ったのが次の写真)
2枚の生地を組み合わせて1つのカーテンに。後ろの生地が透けて見えます
後ろの生地をクローズアップ。六角形に切り取られた縁に銀色が施されていて光を反射します(もう少しわかりやすく撮れれば!)
光と影が木漏れ日のよう。こんな使い方もあるのか~

展示されている作品のタイトルは「Finder(ファインダー)」
カーテンの真ん中に開けられた菱形のレース地(ファインダー)を通して向こう側を覗くと、自分の想像のフィルターが掛けられるのでしょうか。風景ではなく情景を見ているような、不思議な感覚が混じります。

そして、どことなくファンタジーな印象を受けたケイコ。だってこのカーテン1枚で、お部屋がまるで絵本の中の世界になりそうではありませんか?(=ステキ!!ということです)

デザイナーの佐藤未季さんは、隈研吾建築事務所に務める傍ら、2016年からは個人でもファブリックデザイナーとして活動されているようです。
“カーテンてこういうもの”という従来の枠にとらわれず、生地を斜めに切ったり、2枚重ねて影を落としたり、こんなに自由で新しい発想があるのですね!

作品を鑑賞後、クリエーション バウマンの方が製品を紹介してくれました。機能性(吸音や遮音なんて機能があるものも!)、大胆な色・柄模様・素材使い、あまり見たことのないテキスタイルの豊富さに、これまた心が躍りました。これは製品を自社製造で作られているからこそできること、なのでしょうね。

メーカーを代表する商品の一つ「バーチカルブラインド」。写真は白ですがカラーバリエーションは豊富です
羽1枚1枚を生地と同じ工程で織っていて“よじれ”が出ないため裾にチェーンがありません

窓の前にあることだけがカーテンの使い方ではなくて、例えば普段は遮音カーテンでお部屋を仕切っておいて、必要があればカーテンを開き、お部屋を大きな空間にして使うこともできる。こんな風に、“壁の代わりにカーテン”もアリかもしれないなぁ、なんて思ったり。お部屋作りの新しい発想のヒントが欲しい時は、ファブリックに注目してみるのも良いかもしれませんよ。

【お店情報・施設情報】
CREATION BAUMANN(クリエーション バウマン)
〒105-0000 東京都港区南青山6-3-3
公式ホームページ(リンク


【いいもの探し】ライファ大塚では、お客様だけでなく私たち自身も心豊かな暮らしを送るために、常に「良質なもの」(商品、サービス、お店、建物、アイデア、…etc.)を探すアンテナを張っていたいと考えています。リフォームに直接関係あるもの、ないものに関わらず「これ、いいね」と思うもの。もし見つけたらぜひ皆さんにも紹介したい!仕事の合間を縫って、社内でも探求心の強いケイコ、コジマのコンビが事務所を飛び出し、ゆるくブログでレポートします。