一戸建てをフルリノベ/豊島区 C様邸 ⑧柱・土台の交換
大工工事の始まり。状態を見て、土台・柱を交換します
木造住宅で築40~50年経っていると、柱が曲がっていたり土台が腐食しているといった様子が見受けられるのは少なくありません。
今回のC様邸の場合も同様で、かなり傷んだ状態の箇所もあったため、確認した上で交換が必要と判断したものは全て取り替えました。
地震にも耐えられる安心・安全な住まいにするためには、構造躯体をしっかりと頑丈なものにする事はとても重要です。

シロアリ等の痕跡があったのと湿気で腐食していたので取り替えました

今回、間取り変更のために柱をいくつか抜きました。
下の写真は柱の代わりに建物の強度を保つため、梁補強を施しているものです。
抜いた柱の上(2階)にも柱があり、屋根からの重さを支えています。その重量が1階に伝わってくるのですが、その重さを梁で支えるために十分な補強を施します。


他にも構造計算に基づき耐力壁等も設置し、建物の強度・耐震を十分なものにします。


< 柱の交換 >

(安全のため両脇に仮設柱を設置しています)







既存のものでも、抜いてはいけない柱や壁は残して使います。
その際も、そのまま使えるのか、補強を施して使うのか、現場で判断をして決めていきます。
一戸建てリノベーションは、新築より、むしろ手間と時間のかかるものなんです。
そして、職人さんの経験に支えられて作られていくものなのだと思いました。
次回ブログもお楽しみに♪
ディスカッション
コメント一覧
とても大切な工程ですね。今しか見れないお家の大事な部分を、このように写真で見れて、ちゃんと調査して安心&安全&快適に暮らせるように考えることは有難いです。リフォームのために木造住宅の浴室を壊したらシロアリがいたという状況は決して珍しくありません。そのことを語ってくる訪問販売があるので、工事内容を見て、信頼できる会社に依頼してほしいと切に願うばかりです。
コメントありがとうございます。おっしゃる通り表面からは見えない部分なので、なおさら信頼できる会社を見極めて頂きたいと切に思います。弊社は、見えない所ほど手を抜けないと慎重に対応しておりますので、ご安心いただけたらと思います。(LIFA大塚 鈴木恵子)