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一戸建てをフルリノベ/豊島区 C様邸 ⑬二重床の施工

1階床の施工「二重床」

C様邸の1階床は「二重床」という工法で作られています。
二重床とは、コンクリートの床(床スラブ)とフローリングなどの床材との間に空間をとって二重構造になっている床のことです。

このように断熱材(ブルーの敷物)が敷き詰められたコンクリートスラブの上に、床を作っています

専用の支柱を立てて床を上げています。そのため床下に空間ができます

二重床にするメリット、デメリットですが、

< メリット >
・メンテナンスがしやすい
床下にできた空間に設備配管(給水管・排水管・ガス管など)を納められるので、水漏れ等のトラブルが起きた際にも、それらの交換や修繕等スムーズな対応がしやすい

・フロアーのレイアウトに柔軟に対応
水回りの配管がコンクリートスラブに埋め込まれていたり、スラブを下げて配管を通している場合よりも、水回りの配置を変えやすく排水の勾配(配管に傾斜をつけること)を取りやすいので、フロアーのレイアウト変更に柔軟な対応がしやすい

・冷気や湿気を緩和
コンクリートスラブから伝わる冷気や湿気を、空気層によって緩和することができる

・クッション性の高さと水平が取れる
室内で転倒した際、支持脚(支柱のこと)で下地を組んでいる二重床は、直床よりも衝撃を緩和してくれる。また、支持脚には高さ調整機能が付いているので、水平が取りやすい


< デメリット >
・天井高が低くなる
床下に空間を作るので、天井高はおのずと低くなる
住む人にとって満足のいく仕上がりにするには、二重床構造前提で設計・施工をし、事前に出来上がりのイメージを住む人も認識・共有しておくことが大切

・建築費がかかる
支持脚を設置したあと床下地材(パーティクルボードなど)を使って下地を組むことが必要なので、その分の建築資材が必要となる。また、職人による作業工程も多くかかるため、その分建築費は高くなる

< 施工の様子 >

支柱を固定するために断熱材を一部切り取ります(断熱材は厚みがあって不安定なため)
支柱を付けます

支持脚(=支柱)には高さ調整機能が付いているので、床となる部分が水平になるように調整・確認をしながら施工していました

水平を取るためのレーザー式水平器
こまめにスケールでも確認をしていました

支柱を取り付けたら、床下地材を乗せて固定していきます

床下地材をカット
支柱に乗せた後 固定します

床下の空間には、このように排水管・給水給湯管等が納められています

この排水管の上にも床が作られます

床にもいろいろな施工方法があるのですね。
自分に合った快適な住まいを作るためには、知識と経験があり、相談できる設計・施工会社と出会うことが大切です。無理だと思っていても、経験豊富なプロに聞いてみると、案外方法が見つかることもあります。
迷っていてなかなか踏み出せない方がいらっしゃいましたら、お気軽に弊社へご相談くださいね。
では、次回ブログもお楽しみに♪