【36】歩いていると何かに出会えます/上野の森をぶらぶら
いいもの探し【36】上野の森をぶらぶら
さて、上野で美術館や建物を巡りつつ、途中はコジマと気ままにぶらぶら。コジマは以前、上野で働いていたことがあるらしく この界隈には詳しいようで、そのおかげで今回は目的地まで迷う事なく、最短ルートで移動できています。ここ上野の森は、広い範囲に建物が点在しているので、スムーズに移動できる事はとってもありがたい!
しばらく歩いて行くと、正面に国立博物館が見える広場に出ました。何かすごそうなものが見えてきましたよ。
・・・?!足早に近づいて行くと(ワクワク)
作品名は「ザ・コンスタント・ガーデナーズ」。『日本古来の伝統(禅庭園)・最先端コンピューター技術・産業用ロボット工学』を融合した作品とのことです。
手掛けたのは、ロンドンを拠点に活動するアートクリエイティブ集団「ジェイソン・ブルージュ・スタジオ」
青い空や木々の緑が生い茂る空間に、この白く光る工業機械が一緒に存在していることにすごく違和感があるんですけど、不思議とその違和感に惹きつけられます。自分が今いるところとはちょっと違う空間を覗いているよう。
もう少し間近で見てみましょう。
不意にコジマから「ここら辺に駅があったのって知ってます?」と聞かれました。丁度これから行く場所への通り道にあるということもあり、前を通ってみることにしました。キョロキョロ見渡しながら歩いて行くと・・・
この駅は京成電鉄本線の駅で、1933年(昭和8年)に開業しました。そして1997年(平成9年)に営業休止、2004年(平成16年)に廃止になりました。戦前・戦中・戦後と使われた駅だったんですね。
扉は閉じられていますが、今でも運行休止前と変わらない佇まいで残っています。こういうノスタルジーを感じさせるもの、大好きです!
ちなみに、駅の乗降者数が最も多かったのは1972年なのですが、なぜだと思いますか?
この年は、上野動物園にジャイアントパンダがやって来た年なんです。パンダブームが起こって、一気に来園者が増えたんですね。
続いて、この建物は何でしょう?↓↓↓
この建物は「上野トイレミュージアム」という名前が付けられた、上野恩賜公園内にある公共トイレです。東京藝術大学の学生がテーマや仕様を考えて、東京都とLIXILがバックアップ。他では見たことの無い、文化施設と言えるようなトイレが出来上がったようですよ。
早速見てみよう!とワクワクしながら入って行ったのですが・・・え・・・個室は立ち入り禁止になっていました(何でよ~)。
どうやら個室の中を誰かにいたずらされてしまったようで。補修中でした。残念すぎる(涙)。
という訳で、入口しか撮ることができず。
このトイレは「排泄から健康を考える」をテーマに作られています。流水音の擬音装置の代わりに、動物の鳴き声に似せた音や、トイレに描かれている背景に合った音を藝大生が作曲・演奏したものを流すそうです(そこまでやる!)。
壁には「LIXILものづくり工房」にて製作された、その動物の排泄物を模したタイルが装飾として張られています。なんかいろいろとクセの強さを感じますけど、面白そうですよね!これは補修が終わったら再度リベンジに行くしかない!
【お店情報・施設情報】各公式HPです↓
( ザ・コンスタント・ガーデナーズ )
コンスタントガーデナーズ – ジェイソンブルージュスタジオ (theconstantgardeners.art)
(旧博物館動物園駅)
旧博物館動物園駅|京成電鉄 (keisei.co.jp)
(上野トイレミュージアム/LIXILビジネス情報)
LIXIL ビジネス情報|上野トイレミュージアム|トイレ・洗面|施工事例 (biz-lixil.com)
【いいもの探し】ライファ大塚では、お客様だけでなく私たち自身も心豊かな暮らしを送るために、常に「良質なもの」(商品、サービス、お店、建物、アイデア、…etc.)を探すアンテナを張っていたいと考えています。リフォームに直接関係あるもの、ないものに関わらず「これ、いいね」と思うもの。もし見つけたらぜひ皆さんにも紹介したい!仕事の合間を縫って、社内でも探求心の強いケイコ、コジマのコンビが事務所を飛び出し、ゆるくブログでレポートします。
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