【28】アートはココロに羽をくれる!/ワタリウム美術館

2021年10月21日

いいもの探し【28】ワタリウム美術館(美術館)

やって来ました。ワタリウム美術館。遠くからでも「あ、見えてきた!」とすぐにわかります。これだけ多くの建物が立ち並ぶ通り沿いにあっても埋もれないのは、そのモダンな外観に依るところが大きいのではないでしょうか。外壁は横縞模様で、建物上部に丸い窓が空いたコンクリート製の円筒が付いています。この現代アート美術館は、2020年で30周年を迎えました。現代美術は久しぶりのケイコ。どんな作品が展示されているんだろう。ワクワク半分、理解できるのか不安半分で行ってきました。

スイスの建築家マリオ・ボッタ設計。計13回の来日を経て完成
入口に大きなホウキ⁈


私たちが行った時は「まちへ出よう展~それは水の波紋から始まった~」が開催されていました。(2021年6月11日終了)
今回展示されていたのは、1995年に青山・原宿の街中40カ所に現代アート作品を設置する催し「水の波紋95」展で出品されていた作品の一部と、さらに2021年のアーティストたちの作品も同時に展示されていました。

展示作品の一部をご紹介

キースヘリングらアーティストが描いた「TOKYO IS YOURS」
作品ごとにQRコードが付いていて、読み込んで飛ぶと、和多利さん(館長)による解説が聞けました。これはイイ!
宮島達男「時の蘇生・柿の木プロジェクト」
長崎で被爆してもなお生き残った奇跡の柿の木の苗木(被爆柿の木2世)を育て世界へ広める試みを、アートプロジェクトを通じて応援しています
「水の波紋95」展にて青山スパイラルで展開された「リップル・バー」を一部再現。写真は、使用されたメニュー看板とガラス瓶のランプ。メニューに載っているPRESENTは普通に飲み物のみ、MEMORYはスケッチ付き、DREAMはライブパフォーマンス付き、だったそうですよ。どれを注文します?なんてワクワクするBAR!
キース・ヘリング「壁画(部分)」
ホワン・ヨンビン「避難はしご」。光を目指して上っていくよう。このはしご、よく見てみると・・・
登るところが本物の鋼(はがね)製の包丁で作られています。本当は屋外スペースに設置したかったらしいのですが、法規に触れるため、屋内展示になったそうです・・・そりゃそうでしょうね

素敵なストーリーを秘めている作品、ヨーゼフ・ボイス「フェルト・スーツ」。壁の高いところ(キース・へリングの作品「壁画」の右上。写真でご確認ください)に展示してあるので、一つ上の階の窓から見ます
路地に小屋が並んでいる不思議な空間。机の上のモニターには、別の小屋に設置されたカメラの映像が映されています。DIEGO「名前のない道」
私が映ってる!
街角にひょっこり
3Fから2Fの展示を見た図。円形の作品は松下徹「Long Circuit」

来る前に抱いていた“現代アートって難しそう”“理解できるのかな”といった不安はどこへやら。グイグイ引き込まれていました。作品を楽しむための大きな味方となったのは、作品ごとに付いているQRコードを読み込んで聞ける、和多利さん(館長)や作家さん自らの解説・お話。興味深くて、とてもおもしろい。時間が経つのがあっという間でした。

鑑賞後は1FとB1FにあるミュージアムSHOPへ
カフェはコチラ

残念ながらカフェはお休みでした
B1Fから階段を登ると巨大ネズミ!これも作品。そして売り物です。

ここからは私個人の感想・解釈です。
作品を通じて“私はこう見ています・こう見えているんです”と堂々と表現しているアーティストたちの自由な言葉や作品たち。私にとって、“あなたもあなたのままでいい”と言ってくれているようでした。

「表現の自由」があれば「感じ方の自由」もありますよね。ここへ来る前は、作品を見てわからなかったらどうしようと不安でしたが、わからない思うのも、それもまた一つのとらえ方で、そのまま受け止めてOKなのかなと思いました。アートの見方にルールなんて無いのだと思います。日常生活だけでは、たぶんあまり感じることのないこの感覚、とても心地よかったです。アートって、受け取る側のタイミングや状況によって、いろんな感じ方をするんだろうなぁ。

なんだか羽が生えたように軽~くなったココロと共にワタリウム美術館を後にしました。

【お店情報】
ワタリウム美術館
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
公式ホームページ(リンク

入口の巨大ホウキも作品です。ホワン・ヨンビン「竹箒」。ここを出入りする人たちの禍を掃う、祓うのだそう

【いいもの探し】ライファ大塚では、お客様だけでなく私たち自身も心豊かな暮らしを送るために、常に「良質なもの」(商品、サービス、お店、建物、アイデア、…etc.)を探すアンテナを張っていたいと考えています。リフォームに直接関係あるもの、ないものに関わらず「これ、いいね」と思うもの。もし見つけたらぜひ皆さんにも紹介したい!仕事の合間を縫って、社内でも探求心の強いケイコ、コジマのコンビが事務所を飛び出し、ゆるくブログでレポートします。